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インタークラブ8月例会 報告①

  • interclubsendai
  • 2015年8月26日
  • 読了時間: 3分

平成27年8月21日(金)、仙台市戦災復興記念館 4階 第5会議室にて、インタークラブ8月例会が開催されました。

今回は、帝人エコ・サイエンス㈱の塚本さんが担当幹事ということで、同じ帝人グループである帝人エンジニアリング㈱より、事業開発部長の志村英治さんにお越しいただき、機械系新技術および業務用の機器・素材等について情報発信をしていただきました。

(※ FA=ファクトリーオートメーションとは、工場における生産工程の自動化を図るシステムのこと。)

最初に、帝人グループの事業内容や、組織について簡単に説明いただきました。

その後、帝人エンジニアリング㈱の『てるぷよハンド』について、ご説明いただきました。

志村さんより、資料原稿をいただきましたので、下記をご覧ください。

 工場で使用される産業用ロボットやローダーシステム等でハンドリングする場合、先端のハンドで運ぶ対象物(ワーク)を掴みますが、精度よくワークを掴むためには、通常はこのハンドの先にワークごとに設計された専用の爪(チャック)を取り付けて掴むことになります。ワーク形状が変われば、チャック形状も変わることが普通ですので、工場では生産銘柄を変更するたびに工程を止めてチャックを取り換えることとなってしまいます。よって、ランダム生産ではこの生産停止ロスをできるだけ短くしないと生産効率は向上しないということになります。

 そのような課題に対して、トヨタ自動車様と帝人エンジニアリングは、ランダム生産に対応したハンドである「てるぷよハンド」を共同で開発しました。

 「てるぷよハンド」は、

・粒状のセラミック材が詰まった内袋とそれに被せる外袋からなる「手のひら」

・それをロボットハンドとズレなく保持する「手の甲」

で構成されています。原理としては、小さな粒が入った袋がワークに押し付けられて粒が移動することでワーク形状を転写した形となり、その時点で袋内の空気を抜くと粒同士が密着して粒の動きが制限された結果、「手のひら」が硬くなり、ワークを引っ掛けて持ち上げることができるようになります。ただし、この袋はワークと擦れて穴が空く可能性が大きいため、気密性を持たせる内袋とその内袋を保護する外袋の二重構造とすることで耐久性を向上させました。外袋は、ワークや用途に合わせて素材を選べ、消耗品として簡単に交換できるようになっています。この外袋の素材には、

・鉄の8倍の引張り強度を持つアラミド繊維「テクノーラ®」

・柔らかくワークに優しい人工皮革「コードレ®」

など帝人グループの素材を活用しています。このように素材メーカーのグループ会社である強みを活かし、耐久性や耐熱性、耐水性、耐油性、耐薬品性などさまざまな特徴の外袋を提供できます。

 今後は、実績のある自動車メーカー様/自動車部品メーカー様により多く使っていただくことはもちろんですが、それ以外のさまざまなところでも使っていただきたいと考えております。形状の異なるワークだけでなく、壊れやすく傷つきやすいもの(電球の薄いガラスやめっき加工された部品)のハンドリングにも適しておりますし、工場内だけでなくヘルスケアなど含めてさまざまなシーンでお役にたてると信じております。

ひとつのハンドで複数形状ワークに対応

その他、詳細にご興味のある方はこちらをご覧ください。

革新技術ハンド 【てるぷよハンド®(TELPUYO HAND®)】

http://www.teijin-eng.co.jp/telpyohand/ 

 
 
 

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